「扁平母斑」とは皮膚面から隆起しない境界が明瞭な茶色のアザです。盛り上がりの無いアザと言う意味で扁平母斑と呼ばれています。また、コーヒーの様な黒さでなく、ミルクコーヒーに似た色のアザでカフェオレ班とも呼ばれます。ほとんど、生まれつきに存在しますが、思春期になって発生する場合もあります(遅発性扁平母斑)。思春期になって発生する場合には毛が同時に生えてくる場合が多くあります。肩に出来た発毛性の遅発性扁平母斑はベッカー母斑と呼ばれています。先天性、遅発性の扁平母斑とも、悪性化することは、通常ありません。