アザの種類と治療法

異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)とは…

蒙古斑は生後1週から1ヶ月ころまでに、青いシミがお尻や背中の下部にみられるもので、胎生期の真皮メラノサイトの残存と考えられています。
日本人にはほぼ100パーセントにみられ誰でも知っている「あざ」のひとつですが、7~8歳(学童期)までに自然に消失します。しかし、まれに通常の部位以外にも蒙古斑がみられることがあり、これを異所性蒙古斑といいます。
なかなか消えない青いシミのなかにはまれに異所性蒙古斑ではなく青色母斑のこともあります。青色母斑のなかでも細胞増殖型と呼ばれるものは幼少時異所性蒙古斑と区別がつかないこともあり、治療法も異なるため、通常の部位以外にみられた青いシミは時々専門医の診察を受けることも必要でしょう。

生後7ヶ月からの異所性蒙古斑治療例

Qスイッチルビーレーザー治療(左側腹部)

照射前⽣後 7ヶ⽉
2回照射後 1歳
4回照射後 2歳
8回照射後 3歳
10回照射後 6歳

その後レーザートーニングへ切り替え
8歳

レーザートーニング3回照射後

Qスイッチルビーレーザー治療(背部)

照射前⽣後7ヶ⽉
2回照射後 1歳
4回照射後 2歳
8回照射後 3歳
10回照射後 6歳

その後レーザートーニングへ切り替え
8歳

レーザートーニング3回照射後

Qスイッチルビーレーザー照射治療

生後4ヶ月
生後2ヶ月
異所性蒙古斑(腰部)
レーザー照射前
1回照射3ヶ月後
2回照射3ヶ月後
異所性蒙古斑(下腿)
レーザー照射前
1回照射、加皮剥離後
1回照射3ヶ月後
異所性蒙古斑 (左上腕)
2歳 女児 テープ麻酔にてレーザー治療
レーザー照射前
7回目照射後
PageTop